光の魔法を君に
何でも、お見通しってか・・・
「そうなの?」
夢羽がしおらしい感じで・・・
あぁ、可愛いったらない!!
けど、ここでにやけてしまっては元も子もない。
「・・・それは、どうかな。太陽が選んだことだよ。」
ふわりと笑った。
内心、めちゃくちゃで。
「コウ、じゃ帰ろう。蘭に何も言わず出てきちゃった。」
ヨジヨジとコウの広い背中に登る。
「空はテレポートで帰ってね。太陽は・・・・どうする?」
夢羽が太陽に問う。
暫く黙って
「・・・俺は、ココに残る。愛華と陽太が・・・・いるから。」
消え入るような声で、夢羽に言った___