光の魔法を君に
「とりあえず、夢羽は服を着替えて。俺の家あそこだから。」
指さしたのは小さな1件の家。
「大丈夫よ。空の家は一番広いから♪」
なにが大丈夫なんだ?
小さいじゃん!!
周りとあんま変わんないじゃん!!
「ま、中に入って着替えてきて。話はそれからだから。」
後半、空が真剣な瞳であたしに語りかけた。
あたしが何者か。だよ。
って言ってるようで。
あたしは ナニ?
ずっと前から感じていた違和感。
誰にも打ち明けたことは無かった。“恐れられる”と本能でわかっていたから誰にも言わなかったのかもしれない。
何かがあたしの中にいる。
そう、感じていたのは事実。
暗闇でなら銀色の髪。金色の瞳。
明るさで変わる髪と瞳。
それはまるで
バ ケ モ ノ