光の魔法を君に
「おぉ・・・危ないぞ。」
軽くよける。
「・・・よけるなんてね。」
まぁ、想像してたけど。
「・・・黒月か・・・」
目つきが変わって俺を見る。
「・・・そうだよ。ディス・ノード。」
「俺の名を口にするとは・・・」
___大したもんだ。
俺たちの間を風が吹き抜けた。
「あの子が“鈴”って子と感じがいしてくれたのは助かったぜ。
もうひとつの軍勢をつぶされずに済んだからな。」
あの時、夢羽が鈴だと思ってた魔力はコイツのモノ。
___黒の魔術師。ディス・ノードのモノ。