光の魔法を君に
「・・・・」
ディスが消えてからも俺は立ちつくしていた
そんな俺を見かねてセタが・・・
「・・・空、もう戻ろう。夢羽が起きるよ。」
足を踏みならす。
「・・・・あぁ、戻ろう。」
我に返って、セタの背に乗る。
「・・・“今”はそのときじゃない・・・」
言われた言葉。
じゃあ、
「いつがその時なんだよっ・・・・」
何年、何十年、
俺は待っていた。
牙を隠して。ひっそりとアイツの存在を探すように。
約束を果たすときを、
胸に刻みつけながら。