光の魔法を君に
テントに入った途端、聞こえる苦しそうな声。
「・・・っぃやぁ・・・!・・・んっ・・っぃ・・」
頭を押さえて苦しそうにしている。
「・・・っむう!!」
すぐに夢羽に駆け寄る。
そして、手に触れようとした瞬間、
「・・・・っぃやぁあああああぁぁああ!!」
振り払われた。
叫び声とともに。
「・・・夢羽?」
何かに怯えている。
いや、
___何かに侵されている。
「コウ!!夢羽は・・・・」
コウは下を向くと・・・
「夢羽は、記憶に苦しんでんねん。」