光の魔法を君に
ピクリ、そう指が動いたと思えば、
「・・っぃやぁあああぁあああ!!!」
勢いよく起き上がり頭を押さえ肩で息をしている。
「・・・夢羽?」
伸ばした腕が夢羽によって止められる。
否、夢羽の瞳によって。
銀の瞳が俺を支配する。
体が動かない。
「・・っはぁ・・っぁ・・・」
夢羽が俺に向かって動いたと思った瞬間
「・・・っく・・・」
馬乗りになって俺の首を絞める。
「っはぁ・・・っぁ・・・っは・・・!!
あ・・・そら・・・」
我に返ったのか手を急いで離した。