光の魔法を君に
「眠れなかったの。」
目が冴えて・・・・
目を閉じれば聴こえてくる“バケモノ”と囁く声。
怖くて怖くて、
自分はバケモノだと思い知らされた。
「俺が一緒に寝てあげたのに。」
あたしの金の髪を指で弄びながら変態発言をサラリと言う空。
「バカなこと言わないで。」
空を睨みつけるが空には通じない。
むぅ~・・・・
ムカつく・・・・。
「夢羽。こんなところにいたの?」
蘭が駆け足でこちらへ来る。
みなさん・・・
あたしがココにいちゃいけないの?
同じことをそろいもそろって言いやがって!!
空は笑いをこらえてるけど・・・
肩が小刻みに揺れてて意味がない。