光の魔法を君に


「・・っふ・・っぅ・・・」


零れ落ちる涙は止まることを知らず、溢れては零れシーツを濡らしていた。





「・・・ごめ・・・っそら・・」



___ごめんなさい。




何度謝っても貴方には聞こえなくて、




今まではあんなに近くにいたのに・・・







もう、遠い・・・






全ての記憶を取り戻したあたしは、









もう、





貴方に触れることさえ許されない。






___違う。








あたしが貴方に・・・




「・・・ごめん・・・・」










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