光の魔法を君に
コイツが手にしてるのは大剣。
だから一撃が重い・・・。
出来るだけ剣を受けないでいかないと・・・。
「・・・・っく!!」
剣に力を込めて王から遠ざかる。
「・・・ほぅ、剣筋はなかなかいいな。」
___ジェルノア。応えて・・・
アイツから目をそらさずにジェルノアに問いかける。
あの日、シェルノアを斬ってからジェルノアとは話す事が出来なくなった。
今までは、応えてくれていたのに・・・。
いくら、魔法が使えたって最後に使うのはジェルノア。
あたしたちは、力を共有しなければ発揮できない。
「氷結!氷斬!!」
あたりを氷点下まで下げあたしが吐いた息を使って氷の斬撃を飛ばす。
「ふ。」
王は軽く笑うと
「炎樹。」
炎が王の前に立ちはだかり、氷の斬撃を溶かした。