光の魔法を君に
「・・・夢羽、行くよ。」
「・・・うん。」
___あれから2日がたった。
城は半分崩壊していて見るも無残だった。
ここは、城が見える場所。
けれど決して近くはない。
荷物を持って旅立つ。
最後の戦いに向けて。
ちなみに、ラウルさんの恋人もすでにいます。
え?何故かって?
そりゃあ、もちろんラウルさんが連れてきたんだよ。
え?いつ?
あたしも、知らないんだよね・・・。
ってか、街までいってないんだけど・・・
「いいじゃん、夢羽。そんなことは気にしなくて。」
やんわり空に・・・これ以上は詮索するな。と目で訴えられる。
・・・なんの策略?
「初めまして、お噂はかねがね。唯と言います。もう少しで来るころだと思ってたんで・・・来ちゃいました!!」
ぺこりと頭を下げる様子は可愛らしくて、とても年上とは思えなかった。