光の魔法を君に
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「なんだって!?」
驚きの声をあげたのは竜樹さん。
声をあげたのは竜樹さんだけでもみんなも驚いている。
驚いていないのは、空に蘭に海。
「驚くのもわかると思います。けど、仲間をほっとくわけにはいかないんです。」
何も言われようとも、誰もついてこなくても、
あたしは、動く。
しっかりとみんなを見据えて。
揺らぐ意思は見せないで。
あたしは、口にする。
「___人間界の城に仲間を取り戻しに行きます。」