光の魔法を君に
「・・っありがとう・・・っありがとう!!」
感謝の気持ちは何度言っても足りなくて、
あたしの涙腺を緩くする。
「あーぁ、また泣いてる。」
呆れ顔であたしの頬に手を当て涙を拭う空。
それでも、みんなの顔には笑顔があって、
それが、すごくうれしかった。
「__じゃ、そうと決まれば早速行こうか。」
空がみんなを促す。
それに応えるように頷いて、
「____行こう!!」
あたしの掛け声とともに一斉に飛びたつ。
時間は、あまりない。
なら、一刻も早く目的にたどりつくために。
急ごう。