光の魔法を君に
輝く、何かが蠢く。
空が金銀に輝いたと思ったら俺の目の前にいた闇が消えていく。
「・・・!?」
ソラを仰げば、金銀に光り輝く夢羽とその横に神々しい姿で煌めく金と銀の龍がいた。
「夢羽!!!」
彼女の名前を呼べば、こちらに気づき微笑む。
そして、何かを言う。
声は聞こえないが口の動きでわかった。
「ヤメロっ!!!夢羽!!」
どれだけ叫んでも、夢羽はこちらを向かない。
「光 千 百 華」
千もの光の華が飛んでいく。
そして、
金と銀に輝く龍が動いて___
「 金 銀 解 放 」
全てが金と銀に包まれる。
闇が相殺される。
眩いばかりの光の中、ソラから落ちてくる少女。