光の魔法を君に
「……じゃ、メイドに何か持ってきてもらうように言っとくよ。」
「あ、ありがとう。」
ほら、いっておいで。と背中を押されて部屋に入る。
みんなが一斉にこちらを向いて、何かわかったみたいで……
「空が許したようよ。ほら、だから早く出なさい。」
他の男性諸君はあたしの横にあった取っ手を押し、外に出ていった。
その中にはお兄ちゃんもいて、こちらを見てよかったな、と笑って出ていった。
「……んじゃー、やろっ!」
んーっと背伸びをして座る場所を探す。
ベット、でいいかな。
「あ、メイドが何か持ってきたみたい。ま、今日だけは無礼講よ。主従関係はなしね。といっても夢羽は気にしないだろうし、」
蘭がメイドからカートを受け取りこちらへくる。カートの上には盛りだくさんのフルーツにジュース。お菓子に何故か普通のご飯があった。
そう言えば、
「………お腹、減った。」
ぐぅとなるお腹を押さえて目の前のご飯を見る、あぁ、お腹に優しそうなお粥さんがある………。
とたんにみんなが吹き出して、
「っははは!!!夢羽、サイコーよ。」
5分くらい爆笑しておりました。
っふざけんなぁあああぁぁ!!!と思いつつ、しっかり完食しましたけど何か?