お姫様のtrueprince☆
あたしが保健室につくと、
中から
話す声が聞こえた。
それはやっぱり五十嵐くんたちで。
しかも五十嵐くんは
すべて知ってるみたいで。
「あいつに・・・謝ってくださいね?」
「どうして!?」
「どうしてって・・それが常識だ。
俺は生徒会長でもあります、
常識くらいちゃんとしてほしいんですけ
ど?」
「「「「「・・・っ」」」」」
先輩たちは、
五十嵐くんの言葉や不陰気に怯えて
いるように
あたしには見えた。
「そ、そんなんだから・・・竜毅様は
慧様の上に立てないのよっ!!」
「ちょっと、言いすぎじゃない・・?」
「けど・・・っ!」