お姫様のtrueprince☆

少しだけ、
無言があったけど

すぐにあたしが話し出した。


「最初から見てたの?」

「ん?」

「さっきの勝負のこと・・」

「あー・・聞いてたのか・・」

「うん・・」



うわっ・・・
あたしそういえば最低なやつじゃん・・。

盗み聞きしてたんだもん・・。



「見てねぇよ、嘘。ああ言わなきゃ信じ
ねぇだろ」

「・・え!?」

「まさか、当たってたとはな。
びっくりだ」

「信じてくれたの・・・?」

「なにをだ?」

「あたしたちが無理やりじゃないって
こと・・」



どうして、
あたしこんなに胸が高鳴るんだろう。

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