お姫様のtrueprince☆
出来れば、
逃げ出したいくらい嫌な笑みだ・・・。
「逃げようなんて考えてみろよ?
楽しい三日間の始まりだからな♪」
「!?」
どこがどこが
楽しそうなんだ!?
あなたからも
嫌な空気しか読めませんけど!?
だから、
逃げるなんてことはまったく出来なか
ったんだ。
_________放課後。
そして静かに、
水城くんのバイト先に来た。
「はぁーっ」
「藍ちゃん、幸せ逃げちゃうよ?」
ため息をつくあたしをみて、
早崎くんは
笑顔であたしに声をかけてくれた。
その笑顔は
本当に優しくて可愛いもので。