お姫様のtrueprince☆
「それだけ、真剣なんだろう。
あいつは・・・」
「真剣?」
「ここのバイト、三日に一回給料が
入るらしくてさ。それをみんなにも
辛さとか教えたかったんじゃねぇーの?」
「なっ、なるほど・・そうだったん
だね」
「あぁ、三日間やる理由は多分そうだと
思うけど」
五十嵐くんは、あたしの考えてる
ことが分かるように隣に来てそう
言ってくれた。
すごいな、
あたしはただ一緒に祝えればいいって
思ってた。
だけど
慧は水城くんの辛さを親身になって
考えようとしてるんだね。
あ、
作戦の意味分かりましたか?
そうです、
ここのホストで誕生日の当日まで
バイトしますっ。
「うわっ。んだよこの格好・・・・」
「僕・・・いや、俺似合うな♪」
「どうでもいいだろ、似合うとか」