お姫様のtrueprince☆

「それだけ、真剣なんだろう。
あいつは・・・」

「真剣?」

「ここのバイト、三日に一回給料が
入るらしくてさ。それをみんなにも
辛さとか教えたかったんじゃねぇーの?」

「なっ、なるほど・・そうだったん
だね」

「あぁ、三日間やる理由は多分そうだと
思うけど」


五十嵐くんは、あたしの考えてる
ことが分かるように隣に来てそう
言ってくれた。


すごいな、
あたしはただ一緒に祝えればいいって
思ってた。

だけど
慧は水城くんの辛さを親身になって
考えようとしてるんだね。



あ、
作戦の意味分かりましたか?

そうです、
ここのホストで誕生日の当日まで
バイトしますっ。




「うわっ。んだよこの格好・・・・」

「僕・・・いや、俺似合うな♪」

「どうでもいいだろ、似合うとか」

< 225 / 379 >

この作品をシェア

pagetop