お姫様のtrueprince☆

「なんで?」

「俺、風牙や響みたいにお前を楽しませ
らんねーから」

「はい?」


なんだよ、
んでそんな呆れたみたいな顔で俺を
みるんだよ!?


「あんねー、二人と何で比べなきゃいけ
ないの!?今は、黒原くんとのデート
でしょ?あたしは・・・今日は黒原くん
と居ること自体を楽しんでるのっ」

「俺と居ること?」

「そうだよ、暇とかそこにないし・・・
比べんのとかたりー」


女なのにとかこいつには
まったくなかった。

俺はこいつのそうゆうところが・・・
好きだ。


分かりやすいし、
だけどたまにそれが憎かった。


もっと気持ち上手く隠せっつの・・・。


「なに、顔になんかついてる?」


しかもニブイ。

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