お姫様のtrueprince☆
「カップルばっかじゃねーか・・・」
「そりゃねぇ・・・」
映画館の中に入るともちろんカップル
ばっかり。
今時マセガキとかいないの?
見に来いよっ!
なんか恥ずかしいんだもん。
「まー、座るか」
「そ、そうだ・・・ね」
あたしたちは席に着く。
真ん中!?
まさかの席は真ん中だった。
まぁ、出入りするわけじゃないからいい
んだけどなんか恥ずかしいような・・・。
それに、映画が始まったらなにを話せ
ばいい?
つーか、会話はいらない?
でもでも、
きっと黒原くんにとっちゃこの映画つま
らないかもしれないし・・・。
そんなこんな一人で考えて
焦っているうちに
映画は始まってしまった。