お姫様のtrueprince☆

「カップルばっかじゃねーか・・・」

「そりゃねぇ・・・」


映画館の中に入るともちろんカップル
ばっかり。

今時マセガキとかいないの?

見に来いよっ!
なんか恥ずかしいんだもん。


「まー、座るか」

「そ、そうだ・・・ね」


あたしたちは席に着く。
真ん中!?

まさかの席は真ん中だった。

まぁ、出入りするわけじゃないからいい
んだけどなんか恥ずかしいような・・・。


それに、映画が始まったらなにを話せ
ばいい?

つーか、会話はいらない?
でもでも、

きっと黒原くんにとっちゃこの映画つま
らないかもしれないし・・・。


そんなこんな一人で考えて
焦っているうちに
映画は始まってしまった。

< 325 / 379 >

この作品をシェア

pagetop