お姫様のtrueprince☆
「面白い、ショーもするはずだからさ」
「うん、楽しみだね?」
「・・あぁ」
あっ、五十嵐くんが笑った・・・・・・
この笑顔があたしは好きなんだ。
あたしたちは、二人並んで水族館を
目指した。
「五十嵐くん!この魚可愛くない!?」
「あぁ・・・」
「これもー!!」
「そうだな・・・」
「これもさー!!」
水族館についてそうそうテンションが上
がってしまったあたし。
魚一匹一匹に大声を上げる。
完全に一人でしゃべってしまっている。
「ごっ、ごめん・・・一人で舞い上がって
しまって・・・」
「なんで?いいじゃん、楽しいよ・・・
俺も」
「そ、う?」
「あぁ・・・」