お姫様のtrueprince☆

あたしは・・・まるであたしの好きな人
を五十嵐くんは知ってるみたいだ・・・。


「さて、そろそろ帰るか?」

「・・・」

「真中?」

「え!?」


やばい、ぼーっとしてしまっていた。
五十嵐くんが声をかけてくれていたこと
に気づけなかった


「もう遅くなるし帰るか」

「そ、そうだね」


あれ、もうそんな時間なの?
外に出て空を見る。

あっ、確かにもうオレンジ色だ。


ちゃんとあたし話してたよね?!
変な感じになんなかったよね?

なってたら申し訳ないな・・・
前に二人で買い物したときはあたしが
楽しい気持ちにさせてもらったから返し
たかったのに。


「真中、どうかしたのか・・・」

「え?」


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