お姫様のtrueprince☆

まさか、お前が俺を選んでくれるなんて
知らなかったからさ。


『滝澤慧っ!あたしはあんたが好きなんだ
から・・・黙ってプリンスになっときなさ
いっ!!!はぁはぁ…』


ぷっ・・・息切れすぎだろ?
しかも俺がプリンス・・・ってはぁ!?

まじなの・・か?


『ここまでしてやったんだから、
感謝してよね・・・嘘なんかじゃ・・・
ないからっ!!!』


嘘だって言っても俺はみとめねぇーぞ?

もう、
訂正はねぇーな?


しょうがねーな・・・お前のプリンスに
なってやるよ・・・


多分、今の俺は・・・最高に幸せだと
思う。

ゆっくり・・・体育館に足を踏み入れた。



早く戻って来い、俺だけのお姫様。



[side慧終わり]
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