お姫様のtrueprince☆
変態王子様が。
「おい、その子嫌がってんだろ?
離してあげれば?」
いきなり現れた栗色の髪をした
男の子。
王子様なんて興味ないって思ってる
あたしだけど・・
悔しいことに
一瞬ドキってした。
その人は、
葛城くんの腕を力強く掴んだ。
「いって・・!」
そして、
葛城くんが手をやっと離してくれた。
「くっそ!ちょっとみんなにプリンス
とか呼ばれてるからって調子乗るん
じゃねーぞ!?」
「はっ。嫌味言わないでくれるかな?」