怪奇愛好倶楽部。
「お願いします。助けてください!」
誰かも解らない相手に、叫び続けている。
だけど、誰にもこの声は届かない。
小さすぎるんだ。
この僕は。
たくさんの人が通り過ぎていく。
皆着飾って楽しそうだ。
僕は、色々なモノに憑く。
そして、
ソレが死んだ時に、違うモノに憑く。
それを繰り返して生きている。
いや、生きているとは
言えないかもしれない。
ただずっと、それの繰り返しなんだ。
今の僕は一体なんなのだろうか。