彩-aya-1
「あれ? 暴走?」
首を傾げたあたしに、ユウキもオイルまみれの手を止め、顔色を変える。
それは、その音が除所に此処に近づいて来てるからで、
「………アヤ」
「へ?」
顔色を変えたユウキが立ち上がり、あたしに手招きをする。
なにか…あったのかな?
そう思いながらユウキの元に行くと、
「カズマさん!」
ユウキが叫び、近くでバイクを見物してたらしいカズマが出て来て、徐々に大きくなる“それ”に顔色を変える。