彩-aya-1





ユウキの視線は小さな窓を見てて、
爆音が限度に達すると、静まり返った。


返って、不気味になる程静まり返った倉庫。




な、なにがあったの?


ねぇ、どーなったの?


なにをしてるの?



聞きたい事は山々あるのに、それが声にならない。



こんなに何かを怖いと思った事はあっただろうか?


こんなに何かに怯えるなんて、あっただろうか?




――全てが初めてで、よく理解できない事ばかり。



時が止まってたんじゃないかって思った。





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