彩-aya-1
すかさず、「何か欲しい物ある?」って聞いても、「どうしたんですか?いきなり」と言われてしまうねん、なんでやねん!!!
も――なんでこんなに悩まなきゃあかんねん!!!
「アヤちゃん、話してみて?」
ショウゴの言葉に、やっと笑い終えたヨウスケもあたしに目をやり、皆もあたしに視線を向ける。
……あ。
そうだよ。
皆、男の子じゃん!!!
何で気付かなかったんだろ~!!!
聞けば簡単な事じゃん!!!
「あ、あのさぁ……男の子って、何が欲しいの?」
「「「「へ?」」」」
そんなあたしの言葉に、驚いたような顔をする皆様、と煙草を吸い始めたハヤト様。