彩-aya-1





すかさず、「何か欲しい物ある?」って聞いても、「どうしたんですか?いきなり」と言われてしまうねん、なんでやねん!!!


も――なんでこんなに悩まなきゃあかんねん!!!



「アヤちゃん、話してみて?」


ショウゴの言葉に、やっと笑い終えたヨウスケもあたしに目をやり、皆もあたしに視線を向ける。



……あ。


そうだよ。

皆、男の子じゃん!!!


何で気付かなかったんだろ~!!!


聞けば簡単な事じゃん!!!



「あ、あのさぁ……男の子って、何が欲しいの?」


「「「「へ?」」」」


そんなあたしの言葉に、驚いたような顔をする皆様、と煙草を吸い始めたハヤト様。




< 132 / 168 >

この作品をシェア

pagetop