彩-aya-1
「ユウギぃ―――!!!!」
あたしに気付いたユウキは笑顔でオイル塗れの手を振る。
ユウキに駆け寄ると、ユウキはあたしの顔を見て、
「どうした? なにかあったのか?」
……相当老けてるらしい。
「男の子って、なにが欲しいもんなの!?」
どうか、お願い致します!!!
ユウキはまともな答えを!!!
「何? 彼氏?? そーいえばアヤって彼氏いたんだっけ??」
「ううん! 違うんだけど…大切な人? 皆に聞いても当てになんなくて…」
その言葉に、ユウキは妖しい笑みを見せ、
「ハヤトさん達何て言ってた??」
……何故か興味があるらしい。
あいつらの答えなんか、なんの参考にもなんねーし。