彩-aya-1





その後、沢山歩いた。


店に入っては、

「迷う!」

「違う」

「ダメ」

「んぅ゛~」と。



そのたんびに、大きな子供たちは、

「まだ~?」

「おせぇ」

「疲れた~」

「お腹空いた…」

「ゲーセンいかねぇ?」

「煮干にしとけよ」


などと、グダグダグダグダ。



唯1人、無駄に付き合ってくれたのはショウゴで、後1人は余りこんなとこに来ないのか、何かを拝見しながら物珍しそうに周りを見てた。


途中で昼ご飯を食べ、再び店に入っては出、入っては出を繰り返した。




そして、物色に飽きたのか、悪の帝王が怒りだした頃、


「あぁ! これでいい!!!」




……品物が手に入った。





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