彩-aya-1
「……なんて彫んだよ」
何故か不機嫌モードのハヤト。
そんなハヤトからはきっと異様なオーラーが漂っていて、それに怯えてる店員。
だけど、あたしはもう慣れちゃってその異様なオーラーを察知出来ない。
皆もこんなもんだったのだろうか?
ハヤトに慣れちゃったからだろうか?
……じゃああたしは凄いね。
「秘密♪」
ニッと笑って、店員に差し出す。
「な、なんて掘ればいいんでしょうか?」
……ハヤトと一緒に居ると、権力が上がるもんだ。
あんま嬉しくないけど。
「あ、えー…と」