彩-aya-1





そんなあたしの言葉に、ショウゴが笑い、


「じゃあ、俺とカズマの間がいい?」


史上最悪な二択を投げかけて来る。


……ある意味罰ゲームだ。



「……遠慮させて頂きます」


あたしは大人しく、ヨウスケとハヤトの間に座った。


出来るだけ、体をヨウスケ方向に反らしながら。


「あぁ!? テメぇなに遠慮してんだ!? 俺様がここで見張ってやるよ! こっち座れ!!!」


だから嫌なんだよ!!!


カズマという、うぜぇ人間が生息してるからな!!



面倒臭いカズマはシカト。



それより……。


ハヤトにチラッと目を向けると、偉そうに足を机に載せ、腕を組んで目を瞑ってる。




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