彩-aya-1





そう他人事の様に考えてると、


「……おい、降りろチビ」


2つの視線はあたしに向かってて、



は、はいぃぃぃぃ!!!!??


チビってあたしの事なんスか!!!?


一応こう見えたって、あたし身長156センチなんだからね!!


みんながデカイだけだからね!!!



でも今はそんなのどーでも良くて、


「……来い」


「……」


「…力づくと、自首、どっちがいいか言え」


「……」


「じゃあ力づ――」


「はいはい!! すみませんでした! 命だけは勘弁を!!」


そういった挙句に、口角を上げるハヤト様に首に手を回され、見ず知らずの倉庫の中に連行された。



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