彩-aya-1
「え…アヤをっスか?」
戸惑いを口にするユウキ。
「…あぁ。お前がいいんだと」
そう言い、煙草を取り出したハヤト。
ユウキは「ホントに?」とでも聞くようにあたしを見る。
小さくブンブン頷くあたしに、カチッというライターを付ける音が響き渡る。
「……分かりました」
ユウキがそう言ったのと同時だった。
「……テメぇ、事故ったら容赦しねぇぞ、ゴラァ?」
か、カズマ君。
君はいっその事、ヤーさんか、借金取りになったらどうだい?
「分かってるよね?」
ショウゴ!!?
何々!??
どーしたショウゴ!!?