彩-aya-1
思わず携帯を取り出し、開いてみると…
「マジだ…」
いつの間にか、みんなのアドが登録されていた。
そんなあたしに、
「じゃあな!」
優しい笑顔を残し、去って行った。
ユウキが去って行った後、丁度携帯に点滅してる時間を見ると、
「ゲッ!! やべぇ!!!」
すぐにタクシーを拾い、お家に向かった。
「はいよ、お嬢ちゃん」
「ありがとうございました! あ、お釣りはいいです!!」
「え? あ、へ!?」
戸惑ってるおっちゃんを余所にドアを閉め、お家に向かって走る。