変人バカレシ!
[いいよっ
花那は ちゃんと寝てて]
にっこり微笑む恵美。
絶対 辛いはずなのに・・
強いね、恵美は。
[確かに満里奈のせいってのも
あるけど、竜くんの気持ちが
私から離れてったのは
私のせいだもん]
[恵美・・]
[花那が、そんな悲しい顔
になる必要ないよっ
もう忘れたしっ新しい人
みつけるぅ!]
誰に叫んでるのっ!?
って思うほど大きな声で
恵美はそう言った。
[んじゃ 私 授業、戻るねっ
ばいばぁい〜]
[ばいば〜い]
ガラガラッ
[・・寝よ。]
ガンガン痛い頭をおさえながら
あたしは真っ白なベッドに
寝転ぶ。
ふかふかの布団の太陽の匂いに
あたしは、すぐに夢の世界へ
入っていった・・―