彩−aya−2
「……テメぇ、勉強やりてぇんじゃなかったのかよ」
………ハヤトの溜息と出た言葉に、言葉にした事を酷く後悔した。
「んぅ゛~~」
「……」
「んぐぅ~~」
「……」
「あんぐぅ~~」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……X=3」
「あ、そうそう! 分かってたんだけどね! ピンっと来たんだけどね!! ……なんでかなぁ? なんか答えちゃいけない様な気がし――」
「……」
「……嘘です」
―――勉強を始めて早1時間、……に感じるが実際は15分経過しただけ。