彩−aya−2
「…っ……無理。……もう無理…」
ギブを予告するあたしに、飽きれ顔のハヤト。
あれから勉強を続け、3時間程。
時計は5時に差し掛かったとこで、もう少しでユウキが迎えに来る。
もう帰る準備もしなきゃなんない。
なんて事を言い訳に、逃げ様とするあたしに誰も気付きません様に。
「……じゃあ、終わりだ。明日な」
あぁ、神よ。
お助け下さり有難うございます。
ってかハヤト、信じてくれてサンキュウ!!
………なんて、明日もあんのか。
つまんねぇな。