彩−aya−2
そんなあたしを、ショウゴは腹を抱えながら笑って見てた。
そんなあたしには、ヨウスケとカズマと一緒に追試の日々に明け暮れ、ショウゴに教えて貰ったら、すっごく意味が分かって、あのロスタイムがバカバカしく思えてしょうがなかった。
………選ぶ人を間違えた。
最初っから、ハヤトじゃなくてショウゴに頼むべきだった。
そう不貞腐れてるあたしに、ショウゴからの飛びっきりな情報が入った。
いつも通りに倉庫に着き、ユウキ達と遊んでから部屋に行くと、
「じゃあ、どーする?」
「1台出すか?」
「あー。それがいいかもね」
「アイツ手ぇ放しそうだしな」
「じゃあ、車は1台?」
「あぁ」
なんて、意味くじピーマンな会話をしてて、あたしが部屋に入っても全員シカト。