彩−aya−2





しょーがないから、ハヤトがいつも座ってる黒ソファに座ってやった。


この部屋には黒ソファが何個かあるけど、ハヤトのが1番座り心地良さそうな奴。



んー。


偉い人っていつもこんな気持ちいいのかな?



最初の間は黙ってハヤト達の会話に耳を傾けた。



でも、すぐに飽きたあたしに眠気が襲ってきて、


「…な………じ…ご…い……」


堪え切れずに、重い瞼を閉じた。




………ん?


……温かい。



なんだろ…。


「……い、起きろ」



……ハヤト…?




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