彩−aya−2
除所に積もる不安。
もしかして、捕まったんじゃないか。
それより事故にあっちゃったんじゃないか。
他の暴走族に絡まれてたりしたら…。
とか、そんな不安ばかりが積もってくる。
もう耐えきれなかった。
ユウキから離れ、すぐに部屋に駆け込んだ。
勢いよく開けたドアに、皆驚いた様にあたしを見てたけど、そこにショウゴはいなかった。
「ね、ねぇ……」
声が震える。
それに真っ先に気付いたのは、
「………なんだ」
腕を組み、あたしを捕えるハヤトだった。