彩−aya−2
あれから4人でイタリアンと言うなんともなとこに行き、おいしい外食を堪能した。
そして帰りは9時半になってた為、そのままって事で今回はユウキじゃなく、ハヤトに送って貰った。
勿論降ろして貰うとこはコンビニ。
“ぜってぇ家にしか降ろさねぇ”とかなんとか言ってたけど、これにはあたしも頭が下がらず、10分くらいコンビニ前で揉めてると、ウザそうに承知してくれた。
最後に、なにかあったらぜってぇ連絡しろ、と念を押されて。
帰った頃にはもう10時半で、でもヤナギは外で待っててくれ、申し訳ない気持ちになった。
ヤナギは何も言わず、ただ笑顔で、「楽しかったんですね」と言ってくれた。
次の日、あたしはいつも通り学校に登校し、教室のドアを開けた。
そして、いつもと違う光景を間の当たりにした。