彩−aya−2
いつもの面子に、いつもの席、いつもの笑顔に、
「アヤ! おっはよ~ん♪」
いつもの……。
「……ショウゴは?」
笑顔のヨウスケ、机に突っ伏して寝てるハヤト、あたしを見、再び雑誌に目を向けるカズマ。
ショウゴが……いない。
「ん? ショウゴなら実家で休むって」
実家?
あー、実家ね。
じゃあ、しょうがないか。
ってか、昨日の用事ってのも実家でだったのかな?
「アヤ、それより今日倉庫でなん……」
この時から始まった。
ショウゴに対する異変。
まさかこれが続くなんて思わなかった。
そして、ハヤトがホントの事を知ってるだなんて、思いもしなかった。