彩−aya−2
「アヤ、おはよ!」
―――あれから一週間。
ショウゴは学校にも来ないで、勿論倉庫にも来てない。
なんで?って聞いても、誰も教えてくれない。
電話をしても、留守番電話になるだけ。
「おはよ…」
ヨウスケ達も可笑しい。
無理して、あたしに笑いかけてくる。
カズマも前まであまり喋りかけて来なかったのに、ショウゴの連絡が取れなくなった途端、物凄く喋り掛けて来るようになった。
……ショウゴに何があるんだろう。
何があって、一体どうしたのだろう。
もう、一週間もショウゴの笑顔を見てない。
一度でいいから見たい。