彩−aya−2





この時間帯はお父様もお兄様も奏汰もいない。


だから扉はヤナギが管理して居て、


「……ヤナギ!」


思った通りすぐにヤナギが出て来て、とっても驚いてる様だった。



でもすぐにあたしを入れてくれて、


「アヤ様、どうなさりましたか!?」


心配そうな顔であたしを捕えた。



「………気分悪いの」


「それは! 医者呼びますか??」


嘘だよ、ヤナギ。


ごめんね、許して、ヤナギ。





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