I'll give…
私はいつの間にか眠っていて、
次に目が覚めた時にはもう朝だった。
体がだるくて、全く起きる気になんてなれないけれど、学校なんだから仕方ない。
「あー…だる。」
重たい体をなんとか起こして、
洗面所に向かった。
鏡に映るのは目が半分しか開いていない貧相な自分。
見てらんないわ。
そう思って、冷たい水で顔を洗った。
タオルで水を拭き取ってから見た顔は、
いつものすっぴんの自分だった。
なんとか見れる顔になったか。
歯を磨いてから、キッチンへと足を進めた。
朝ごはん…
食べる気になれないな。
冷蔵庫からコーヒー牛乳とチーズを取り出し、それを朝ごはんとした。
それから制服に着替え、髪を整えて、軽く化粧。
もうちょっと早く起きれば朝風呂できたんだけどな。
そんなことを思いながら家を出た。
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