I'll give…
「もしその子たちに小町と由岐の関係がバレてみなよ。アンタ、血祭りだよ?!」
ちっ…血祭り?!
そ、そんな大袈裟な…。
「大袈裟じゃないっ!」
読まれたっ!!
未羽子、エスパー?!
「恋した女は非常識になっちゃうよ?!」
そうなの…?
っていうか、未羽子はどの立場で話してんの?
「とにかく!小町は一人にならないこと!私と行動を共にすること!いいね?!」
「は…はい…。」
未羽子、コワい…。
でも、未羽子がこんなに真剣になってるの、珍しいな…。
それだけ本気だってことだよね。
ありがとう…。
「よしっ、じゃあ教室行こっ!あっ、これカバン!もーう、今日すんごい恥ずかしかったんだから!カバン2個も持ってる子、私だけだよ?!」
「わー!ごめんっ!ありがと!」
そして、私達は笑いながら屋上を後にした。
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