I'll give…
「小町のバカぁ!そんなかわいい笑顔みせないでよぉっ!女のあたしでも照れちゃうよ!」
えぇぇっっ!!
なんか怒られた…。
「そーゆーのは好きな男子にでも見せなよ!」
好きな男子って…
未羽子は純粋だなぁ…。
こんな未羽子だから、
私は夜に何をしているか言えないんだ。
「そんなのいないよ…」
「えー!もったいないなぁ。小町、男子にすっごい人気あるんだよ?!」
そ、そうなの?
あんまり話しかけてもらえないから、
嫌われてるのかと思ってた…。
「何、その今知ったみたいな顔。この鈍感っ!」
未羽子はそう言って、
私の額にデコピンをお見舞いした。
「いたっ」
うぅ…痛い…。
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