17番と33番 story2


十一月。

学校祭当日。二日目。

私は吹部で走り回ってた。

吹部のステージは三年の劇の前で、
私はボロボロに泣きながら
照明をやったんだよね。

ステージ転換の時、
そばにいた君と、目があったよね。

優しく笑ってくれてて、安心したの。

その日、塾の自習に行って。

ひどい泣き顔だっただろうな。

初めて君から、遊びに誘ってくれた。

気を使ってくれてたんだろうね。

次の日、三人でゲーセンに行って。
もう一人と合流して。

楽しかった。


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