AZZURRO
「クリス様!」
ポールがクリスの前に跪いた
「なんだ?」
「ジャン様からの報告書でございます。」
「なに?!」
ポールから渡された小さな紙を
すぐさま開いた
「………。」
報告書を見るなり
急に黙り込んだクリスを不安げにポールは見上げる
「あの…クリス様…?」
「ポール…
やはりあの男は帝国一の軍師だったようだ。」
「はぁ…?」
クリスはジョンの報告書をポールに見せる
すると
見る見るうちにポールの顔色が引き締まった
【天地を統べる誇り高き我が君主
全ては万事
広大なエイル川のように流れ出しました。
白いのろしが上がり
鳩が大空を舞う時
全ては我が君の物になるでしょう。】
流れる様な美しい書体
そこにはいっさいの迷いはなく
自信の強さが感じ取れた
ポールがクリスの前に跪いた
「なんだ?」
「ジャン様からの報告書でございます。」
「なに?!」
ポールから渡された小さな紙を
すぐさま開いた
「………。」
報告書を見るなり
急に黙り込んだクリスを不安げにポールは見上げる
「あの…クリス様…?」
「ポール…
やはりあの男は帝国一の軍師だったようだ。」
「はぁ…?」
クリスはジョンの報告書をポールに見せる
すると
見る見るうちにポールの顔色が引き締まった
【天地を統べる誇り高き我が君主
全ては万事
広大なエイル川のように流れ出しました。
白いのろしが上がり
鳩が大空を舞う時
全ては我が君の物になるでしょう。】
流れる様な美しい書体
そこにはいっさいの迷いはなく
自信の強さが感じ取れた